こんなお悩みありませんか?
「動き出しだけ痛いけど、歩いていると楽になるから」と、つい様子見していませんか。痛みがずっと続くわけではないぶん、誰にも言わずに我慢してきた方は少なくありません。
でも、動くと楽になる膝の痛みは、軽いから見過ごしていいわけではないことがあります。こんな心当たりはないでしょうか。
・朝、起きて最初の数歩だけ膝がこわばる
・車を降りた一歩目に、膝の前や内側がズキッとする
・長く座ったあと、立ち上がる瞬間だけ痛い
・立ち仕事でじっとしたあと、動き始めがつらい
・「年のせいだから」と、相談するほどでもないと思っている
ひとつでも当てはまるなら、この先を読んでみてください。うるま市を中心に、車移動が多い沖縄本島の生活のなかで、こうした「動き出しの膝の痛み」はよく見られます。
生活の中でこういう時につらくなりやすいです
膝の痛みは「膝という場所」だけの問題ではなく、「どんな場面で繰り返すか」を見ていくと、原因の手がかりが見えてきます。動き出しの膝の痛みは、次のような場面で出やすい傾向があります。
車を降りた最初の一歩
うるま市周辺は、通勤も買い物も送迎も車が中心という方が多い地域です。運転でしばらく座ったあと、車を降りて歩き出す一歩目に、膝の前や内側が痛む。少し歩くと落ち着くので、そのまま一日を過ごしてしまいがちです。
デスクワークや会議のあとの立ち上がり
事務や経理、コールセンターなどで長く座ったあと、立ち上がる瞬間だけズキッとくる。「座りすぎただけ」と思っていても、毎日繰り返しているうちに、動き出しの痛みが定着していくことがあります。
立ち仕事で、じっとしたあとの動き始め
レジ、調理、介護、接客など立ち仕事の方は、休憩で座って、また動き出す最初の一歩が刺すように痛むことがあります。忙しい時期だと「仕方ない」で通り過ぎてしまいやすい場面です。
なぜ長引きやすいのか
動くと楽になるからこそ、この痛みは見過ごされやすく、長引きやすい特徴があります。その理由を、体の中で起きていることから見ていきます。
動かない時間に、膝まわりが「固まる」
膝の中や、膝を包む組織は、じっとしている時間が長いほど、すべりが悪くなって固まりやすくなります。関節の中で潤滑を担う液は、動かないと粘りが増してゼリーのようになります。膝まわりの筋肉も、休んでいる間にこわばりが戻ってきます。そして、筋肉を包む膜(筋膜)どうしのすべりも、動かない時間が続くと落ちていきます。朝起きたとき、長く座ったあと、車を降りたときに「固まって動きにくい」と感じるのは、この重なりが背景にあります。
動くと楽になるのは、支えが後から間に合ってくるから
歩き出して少しすると、この固まりは動きの熱と刺激でほぐれ、まわりの筋肉も働き出して膝を支えてくれます。だから楽になります。ただ、これは「痛みの原因が消えた」わけではありません。動き出しの一歩に負担が集まる状態そのものは、まだ残っています。だから翌朝も、次に座ったあとも、同じ場面で繰り返します。
すべりが戻りにくい部分は、動くだけでは取り切れないことがある
やっかいなのは、筋肉を包む膜のすべりの悪さです。これは日常の「少し動く」程度では戻りきらないことがあります。私の臨床でも、お風呂で温めても、歩いて温めても、その場は楽でもまた固まる、という方を多く見てきました。すべりが戻りにくい部分が残っていると、動き出しの負担が抜けず、痛みが長引きやすくなります。
よくある誤解
動き出しの膝の痛みには、思い込みでそのままにしてしまいやすいポイントがいくつかあります。
・「年だから仕方ない」…年齢は関係することもありますが、動き方や生活の負担を見直すことで、楽さが変わる場面はあります。
・「動くと楽になるから大丈夫」…楽になる=軽い、とは限りません。動き出しに負担が集まる状態が残っているサインのことがあります。
・「痛い日は動かさないほうがいい」…動かさなすぎもまた、固まりを強めて膝の負担を増やすことがあります。
・「腫れていないから、相談はまだ早い」…腫れや強い熱感がなくても、動き出しの痛みが続くなら、一度見直す価値があります。
当院ではこう見ています
痛み回復整体リカバリーでは、痛む膝だけをほぐして終わりにはしません。まず、動き出しで負担が集まる「固まった部分」がどこにあるのかを、触れながら確かめます。
特に大事にしているのが、筋肉を包む膜(筋膜)のすべりです。すべりが落ちて固まった部分は、動くだけでは戻りにくいことがあります。そこを、特定の点を摩擦で温めながら整えて、すべりを取り戻していきます。お風呂で全体を温めるのとは違う、点を狙うアプローチです。レントゲンやMRIには写らない部分なので、見落とされやすいところでもあります。
そのうえで、私は「なぜその膝に負担が集まるのか」を、足の土台や体重のかけ方までさかのぼって見ます。膝を診るとき、まず足の指の踏み込みから確認することが多くあります。土台の踏み込みや重心の乗り方に偏りがあると、その負担が動き出しの膝に集まってくるからです。今いちばん痛い膝そのものより、足の使い方や過去の足首のケガのほうが関わっていることも珍しくありません。だから膝だけを見て終わらないようにしています。炎症が強く出ている時期は、先に医療機関での確認をおすすめすることもあります。股関節の痛みのページもあわせてご覧いただくと、体のつながりが見えてくることがあります。
まとめ
歩き始めだけ痛くて、動くと楽になる膝の痛み。それは「軽いから」ではなく、動かない間に固まった膝が、動き出しの一歩で負担を受けているサインかもしれません。動くと楽になるからと後回しにせず、どの場面で繰り返すのかを一度見直してみることには意味があります。
暮らしの中で試せる一歩
朝いちばんや、車を降りて歩き出す前に、その場でかかと上げを5回ほど、ゆっくり行ってみてください。急に一歩目を踏み出す前に膝まわりを一度動かしておくと、固まりがゆるんで動き出しの負担がやわらぎやすくなります。信号待ちや、車のドアを閉めたあとのひと呼吸に組み込むと続けやすい一歩です。それでも同じ場面で痛みが戻るなら、すべりが戻りにくい部分を見立てから整えるほうが近道になることもあります。
膝は、戻りにくい体に少しずつ作り変えていくことができます。ひとりで抱え込まず、気になる段階でご相談ください。
よくある質問
歩き始めだけ膝が痛く、動くと楽になるのはなぜですか?
動かない時間に膝まわりのすべりが落ちて固まり、動き出しの一歩でそこに負担が集まるためと考えられます。動いているうちに固まりがほぐれ、まわりの筋肉も働いて楽に感じられます。楽になっても負担が集まる状態は残ることが多いため、繰り返す場合は一度見直すことをおすすめします。
車を降りた一歩目だけ膝が痛いのは、年のせいでしょうか?
年齢が関わることもありますが、それだけとは限りません。長く座ったあとの固まりや、足の使い方の偏りが重なっている場合もあります。「年のせい」で片づける前に、場面から原因を見ていくと手がかりが見つかることがあります。
整形外科と整体、どちらに先に行けばいいですか?
強い腫れや熱感、はっきりしたケガの心当たりがある場合は、まず医療機関での確認が安心です。そのうえで、動き出しの痛みが生活の中で繰り返す場合は、体の使い方やすべりの面から整えていく整体が役立つ場面もあります。両方は否定し合うものではありません。
自分でケアするだけで良くなりますか?
軽い段階では、生活の中の一歩で楽になる方もいらっしゃいます。ただ、すべりが戻りにくい部分が残っていると、セルフケアだけでは届きにくいこともあります。その場合は、原因の見立てから整えるほうが近道になることがあります。
お身体のことでお悩みの方へ
歩き始めの膝の痛みが気になる方は、まずは一度ご相談ください。うるま市の痛み回復整体リカバリーでは、その場の痛みだけでなく、繰り返さない体づくりまでを一緒に考えます。
ご予約はネット予約サイトから。じっくり相談したい方はLINE、お急ぎの方はお電話(098-923-1502)もご利用いただけます。
監修:理学療法士・作業療法士 川端哲弥
痛み回復整体リカバリー(沖縄県うるま市)



